しまうまのメモ帳

知的かつ霊的なスノッブであると同時に人類の味方でもある道、オタク的な世捨て人であると同時に正義を求める闘士でもある道を求めて

雑考 I

サブカルチャー批評を読み解く (5)

前回は、『動物化するポストモダン』において東浩紀が意図的に「セクシュアリティ」の問題を回避していることに触れ、さらにササキバラ・ゴウの『〈美少女〉の現代史』を参照しながら、サブカルチャーにおける「セクシュアリティ」の問題について考察しまし…

サブカルチャー批評を読み解く (4)

現在から振り返ってみるとき、東浩紀の『動物化するポストモダン』はその後のサブカルチャー批評の隆盛の礎を築いた記念碑的な著作といえるのではないかと、私は考えています。しかし、その後のサブカルチャー批評のなかで突っ込んで論じられることになった…

サブカルチャー批評を読み解く (3)

前回につづいて、東浩紀の『動物化するポストモダン』の議論を簡単にたどっていきます。この本の第2章で東は「二つの疑問」を提出していました。今度は(2)の問いをめぐる東の議論を見ていくことにします。 前回も引用しましたが、ここでもう一度、東の掲…

サブカルチャー批評を読み解く (2)

以下では、『動物化するポストモダン』での東浩紀の主張を、簡単に振り返ってみたいと思います。 この本は3つの章で構成されていますが、中心となるのは第2章「データベース的動物」です。この章の冒頭で、東は「二つの疑問」を掲げています。 (1)ポス…

サブカルチャー批評を読み解く (1)

2001年に刊行された東浩紀の『動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会』(講談社現代新書)は、刊行から14年が経った現在、どのように読まれうるのかということを、何回かに分けて考えてみたいと思っています。 動物化するポストモダン オタクから見…